2012.03.21
自分の現在のコンディションを知る、整えるという点からアップは真剣に取り組みましょう。
グランドやコートに出てしまえば戦いは始まっています。アップをだらだらやって練習に入ってから真剣になるようでは準備が出来ているとはいえません。
アップという心と体の準備が出来ていない選手はやはり練習や試合の中でも準備が出来ていないように思います。他の選手と談笑しながら走るのではなく、どうせしゃべるのなら自分の体・筋肉・関節と対話しながら走りましょう。
戦闘準備はウエアを着替えた瞬間から始めましょう。真剣に取り組んでいなければアップでケガをすることもあります。練習や試合でケガをしないため、最高のパフォーマンスを発揮するため、気持ちを盛り上げるため、自分の状態を知るため、アップから真剣に取り組む選手は伸びると思います。プレッシャーやモチベーションといった心理面のトレーニングにもなります。このような準備が自分の、そしてチームの目標達成のためには不可欠です。選手自身の心・技・体と選手を取り巻く環境全てがコンディションを決定するといえます。自分のため、チームのためにもアップに対する取り組み方は自分やチームを裏切らないような姿勢で取り組むべきではないでしょうか。また、ケガの予防という観点からアップの前には水分補給を
行っておくようにしましょう。アップの15から20分前には400ml(コップ2杯)程度の水分補給をしておきましょう。その後シューズを履くと思いますが、ここでもシューレースの締め具合やインソール(中敷)には注意してください。シューズが原因でケガを起こすことはよくあります。捻挫や肉離れ、オスグットやアキレス腱炎、足底腱膜炎など様々な障害を引き起こす原因にもなります。穴の開いたインソールなどは危険ですし、シューレースの不十分な締め方でパフォーマンスが発揮できないこともあります。
締めすぎずゆるすぎず、丁寧に締めましょう。